言いたいこと言えない

きむらさとしの日記

スイッチ

頭の中にスイッチがある。

やる気スイッチみたいなもんではなく、
会う人や環境、状況に応じて自分をカスタマイズするためのスイッチだと思う。

例えば、ライブに出る時は、
出演者としてのスイッチと、
音楽へ意識を向けるスイッチ。
はたまた友達と遊ぶときは、
おちゃらけスイッチ、
その友達が好きな話題(映画、服、アニメなど)スイッチ。
そして、それぞれのスイッチによって消費電力(=心の元気)が異なるので、気をつけないと突然疲れて何もできなくなってしまう。

相手のためにとか、自己犠牲の意識ではなく、
自分の身の安全、心の安全のために入れているスイッチで、
端的に言えば嫌われるリスク、人が離れるリスクを回避するためのものだと思う。

とにかく、多様な種類のスイッチがあって、
毎回入れたり切ったりしていて、
人間関係が増えるにつれて、スイッチの切り忘れや、間違えたスイッチを入れたりしてトラブルになることや、
消費電力がいっぱいになってしまい、やらなければいけないことを放棄するようになってしまう。

自分のためにやっていたことが、
自分自身を苦しめて、
いつの間にやらスイッチそのものが僕をコロコロと変えさせ、操り人形のように動いている感覚にさえ陥る。

そのスイッチは既に全自動化されているので、そのプログラム構築を壊す術を、
もはや操られる側になってしまった僕にはすぐには用意できず、翻弄されている始末。

とにかく、まあ、ほんとーーーに薄く伸ばして言えば、疲れている、ということです。

少し休みたいと思うけど、あまり休むと生きていかれなくなるので、
もう少しだけ頑張ってみようと思います。