ホールドミーバック
今週の月曜日に2つめのソロ音源
「ホールドミーバック」をリリースしました。
今日はその曲について少し書いていこうと思います。
(聞きながら読むと楽しいかもしれません)
↓サブスクリプション一覧
この曲を作ったのは去年の今頃で、コロナで仕事が在宅になり、テレビでは不安なニュースが流れて、僕は孤独を強く感じていた時期でした。
そんな中で、「自分を守れるのは自分だけです」という言葉をよく耳にしてました。
その言葉は抑圧的でもあり、希望でもあり、なんだかその立場や環境によって左右されやすいな、と思い、そこから作った歌です。
そもそも、「ホールドミーバック」という言葉はネガティブな意味らしいです。
Hold backが、「我慢する」とか「引き止める」という意味の言葉になるのを、完成してから知りました。
でも、そこがなんだか自分らしいかな、とも思えたりなんかしたり。
僕は何となく「本来の自分へ戻ろう」というニュアンスでタイトルとサビに使いました。
戻るとかって、あんまり明るい言葉ではないけど、当時は「早く前みたいに」「状況が戻れば」と良く使っていたことが影響しているのか、「前」「昔」「過去」への信頼を感じていました。
僕も、昔の自分を思いよく悔やんだりしますが、それを超えて、昔を思い返さなかったあの頃に戻りたい、と思いツラツラと歌いました、
僕はどうしても美しい言葉や、
口当たりの良いメロディや、
誰かを支える音楽を作れません。
僕が作れるのは、
自分のための、自分に向けた
日記のような曲だけです。
歌っていることは本当に僕が感じたことや体験したことで、そんな小さくてつまらない世界の中で歌を作っています。
そして、それで良いとも思えてきました。
昔、一人部屋で丸一日絵を描いていた自分は、他人からの評価よりも自分の心地よさを重視できていた気がします。
あの自分に、ホールドミーバック。
そんな気分で。
暗くて明るい、僕の歌です。
よろしくお願いします。