言いたいこと言えない

きむらさとしの日記

2019年のこと

もういきなり年末になり先週までぽやんとしていたくせに、
いざ29日あたりになると誰と顔を合わせても「年末ですね〜」とか言いやがるような大人になりました。

最後の最後まで、これを書いてるこの瞬間ですらまだうだうだしています。
ということで、今年を一言で表すと
「散漫」かな、と。

1月に悲しいことがあり、
そのせいで爆発したかのように遊び回り「暴れ回り)、
上半期のほとんどはヤケで生きてました。
でもだからこそできたこととか、つながった人たちがたくさんいて、
その勢いで始めた弾き語りの活動も少し注目してもらえたりして、嬉しかったです。

大学を卒業して晴れて"社会人"になったわけだけど、生きるにも引っ越しをするにも働くにもやっぱり学生の時のように物事はチャキチャキ進まず、何事にも金と経歴を要求される。
そうでないところで活躍するには学生を楽しみすぎていたことも痛感。
後悔しつつ、そんな情けない自分を「下積みっぽいね」と茶化してくれた母親、マジで大好きだからね!

私生活はさておき、音楽活動はほぼ上向きのままだったのが嬉しい。
正直今年合計で何本ライブをやらせてもらったか分からないくらいで、ほんとに勉強させてもらったなと思います。

たけとんぼ、湾岸ソルティ、棚木竜介と図書館、押野健バンド、中村ジョーさん
この5組が今年の僕の主な参加バンド。

たけとんぼは、2017年に加入したからもう2年経つのか!と驚きます。
初めて会った時のひらまつさんと僕とは随分立場も演奏も気持ちも変わってきてて、それが面白いなとも難しいなとも感じていて、
ある意味一番苦悩しながらやってるバンドだなと思います。大好きだから楽しんだけどさ!

湾岸ソルティについては、Twitterで公式から発表があったように、途中離脱で「休止」という形を取らせてもらっています。
みんないい人で、音楽活動にはちゃめちゃに真摯なバンドだから、
レコーディングもライブもパワーをかなり使うけどやりがいもかなりありました。
自分が普段やらないプレイができたり、音像について深く考える機会が多くてすごく楽しかったです。
でも僕個人の金銭的・精神的な不甲斐なさが原因で続けることが厳しい、というか一番甘えやすいバンドだったので休憩をもらったという次第で。
易々と言及できず結果なんか気まずい感じになってしまっているのは悲しいけど、
とりあえず僕にできるのは陰ながら応援することかな、と思っています。
また何かお手伝いできたらいいけど、どうだろうか…。

棚木竜介と図書館は、本当にマイペースにやらせてもらってるし、なんならみんなマイペース。居心地が良すぎて軽口を叩いてしまうこと、時折反省しています。
そんな棚木竜介と図書館・通称"たなとしょ"は音源をサブスクなどで沢山解禁しました。
「ディランのハープ」

「ヘヴン」

どちらもジャケットデザインをさせてもらい、こちらもまたのんびりと。
今メインで参加しているバンドの中で一番長くやっているたなとしょは、僕以外みんな音楽活動歴が長く演奏もバカ上手いのでとにかく楽しい。
上手い人とやるとつられて上手くなっていく。気がするとかじゃなくて!笑
あと棚木さんがたまに乞食の僕に美味しい家庭料理を恵んでくれるのでそこ含めてお世話になってます。胃袋掴まれてる!!て感じ。へへ。

押野健バンド!!
これはもう失礼を承知で言うけど、完全に部活みたいな気持ちでやっている。
仲良しの人たちで集まって演奏するというシンプルなスタイルは僕にとって休憩場所にもなるし試練の場所にもなる。
肩の力を抜ける代わりに演奏やMCで油断して大怪我しかねないので、そういうところは鍛えられるな。
僕が完全に一目惚れ(?)で口説いた押野さん率いるこのバンドは、歌の京の小林さん、いーはとーゔの菊地さん、THE PINKEYSの二人の大所帯が基本編成みたいになっているけど、バケツベースを弾く水野さんという方や、他にも様々な人を交える変幻自在バンドだからもうたのし。ほんとに楽しくて大好きなバンドです。
来年も楽しくやろうね。にこにこ

そして今年の目玉ともいえるサポートは、
中村ジョーさん。
僕は元々毛皮のマリーズというバンドをきっかけにバンドを始めたキッズなんですけども、
そのリーダー・志磨遼平が憧れていた存在であるジョーさんのサポートをすることになりかなりびっくりしました。
去年のクララズのレコ発の時の打ち上げでポロっとジョーさんが言ってくださった「一緒にやろうよ」が忘れられず、半ば強引に僕が誘ってサポートが決まった。
ベースはたけとんぼでもお世話になっているアダチヨウスケさんで、安心感もありつつ、
ザ・ハッピーズの曲から現在のソロ曲までやらせてもらい、しびれまくっています。
今年のライブ納めもジョーさんバンドで、イーストウッズの「さよならだって素敵なもんさ」で締めくくることができたのも、静かに感動しています。
「さよならだって素敵なもんさ」

他にも、
クララズ、キャメル、ぎがもえか、ひなたになった、sommeil sommeil、THE PINKEYS、イハラカンタロウ、岩出拓十郎、川床などなど…

たくさんの方のライブに参加させてもらって、こうやって書きながらびっくりしています。

また、レコーディングも
去年に引き続き、世田谷ピンポンズさんのEPに参加させてもらったり、
まだ製作中のクララズ最新音源にも参加しています。

常日頃自分に自信がなく、褒められても未だに濁してしまったりおどけてしまうことがあるけれど、
いろんな人の音楽に関わらせてもらって感謝というありきたりな言葉しか浮かびません。
それでも言います、ありがとうございました。

来年は、僕個人の音源を作ったり、
もっとできることを増やしていけたらなと思っています。

ワーッと書いちゃったけど、
とりあえず今年もズッコケながらも生き抜くことができました。
来年もズッコケる気満々だけど、よろしくお願いします。
みなさん大好きです。

良いお年を!